はじめに
本ブログの初投稿になります。
まず何を取り上げるか迷ったのですが、私が革靴にはまるきっかけになった靴『ユニオンインペリアル(UNIONIMPERIAL)の「U2001」ダークブラウン(DBR)』について書くことにしました。革靴選びで悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
※本ブログでは「XREAL Beam Pro」および「FinePix REAL 3D W3」を活用し、平面の写真や文章だけでは伝えきれないプロダクトの存在感を「立体(3D)画像」でアーカイブしています。
私がこの靴と出会ったきっかけは、社会人になった当時にさかのぼります。
学生時代のスニーカー生活から一転、毎日スーツと革靴の生活に変わり、革靴を履くことを余儀なくされました。その頃は、スーパーなどで売られている3,000円程度の合皮の靴をスニーカーと同じサイズで購入し、1足を毎日履き続けるような生活でした。
そのため、常に足のどこかしらが痛い状態が続いており、ようやく靴が足に馴染んできた頃にはボロボロに……。そして新たに買い直し、また馴染むまで痛い思いを繰り返す、という悪循環に陥っていました。
何年もこのような生活を続けていましたが、社会人も数年経験した頃、「靴にもしっかりお金をかけるべきではないか」「それなりの靴を買えば、この足の痛みから解放されるはずだ」と考え、某百貨店へ予算2万円程度で靴を探しに行きました。
百貨店の紳士靴コーナーにいたスタッフの方にこれまでの経緯を伝えたうえで、約25,000円くらいの靴を見繕っていただきました。その際、「革靴はスニーカーとサイズ選びが違うこと」、そして「次第に馴染んでくること」を教えてもらい、少しきつめのサイズを購入しました。
当時の自分からすれば大枚をはたいて購入した靴でした。しかし、結局のところ私の足型に合っておらず、馴染む・馴染まないの前に足の痛みに耐えきれなくなってしまい、最終的には履くのを断念してしまいました。
まわりに革靴に詳しい人もおらず、皆同じような悩みを持ちながら我慢して履いているようでしたが、私自身としてはどうしても毎日の苦痛から逃れたい一心で、ここから革靴について本気で色々と調べるようになりました。
そこで学んだのが、以下の4つの事実です。
- 価格は30,000円を超えると、品質がグッと良くなる
- サイズ選びは、縦の長さ(足長)以外にも「足の周りの長さ(足囲)」が重要
- メーカーによってサイズ感は違う(厳密には同じメーカーでも木型・ラストによって違う)
- 素材は合皮ではなく「本革」が良い
また、革靴は毎日同じものを履かずに、数足を用意してローテーションさせた方が良い(連日履かない方が良い)ということも知りました。そこで、一念発起して最初に以下の3足を購入しました。価格はすべて30,000円以上、私にとって初めての本格革靴でした。
- スコッチグレイン:黒色のストレートチップ
- ユニオンインペリアル:茶色のストレートチップ(本投稿の「U2001」)
- バーウィック(Berwick1707):茶色のストレートチップ
この3足は、今までに購入した靴に比べて圧倒的に履き心地が良く、足が痛くなることもほとんどありませんでした。まさに、私の革靴に対するネガティブなイメージをガラッと変えてくれたきっかけの靴たちです。
他の2足は役割を終えて手放してしまいましたが、ユニオンインペリアルのU2001だけは、約9年が経った今でも現役で履き続けている、私にとって非常に大切な靴となっています。
メーカー
私はこの靴を購入するまで、「ユニオンインペリアル」という名前を全く知らず、初めて耳にするメーカーでした。しかし、親世代の間では「世界長ユニオン」と聞くと、靴メーカーとして広く認知されているようです。
日本に深く根ざし、靴作りの長い歴史を持つ、信頼ある老舗シューメーカーです。
製品について
| 項目 | 内容 |
| 型番 | U2001 |
| デザイン | ストレートチップ(内羽根) |
| 価格帯 | 4万円クラス |
| アッパー素材 | アノネイ社のレザー「Annonay Vegano」 |
| ライニング素材 | レザー |
| ソール素材 | レザー |
| ヒール素材 | コンビ(レザー・ラバー) |
| 製法 | グッドイヤー・ウェルテッド製法 |
| 生産国 | ベトナム |
各部についてのレビュー
アッパー(甲革)

アッパーの素材には、フランスの名門・アノネイ社のカーフレザーが使われています。本革としての質感は極めて良く、同価格帯の他の革靴と比較しても、頭一つ抜けて良い部類に入ると思います。
繊維もきめ細かく非常に柔らかく、履き心地抜群です。
ステッチ(縫製)に関しては、こちらはベトナム製造ですが、縫い目が非常に細かく、きれいに整っており、十分に高品質な仕上がりです。
【3Dアーカイブの閲覧について】
3D画像(SBS)
クリックで拡大表示が可能です。3D閲覧環境をお持ちの方は、全画面表示にしてデバイス側でSBSモードに切り替えることで、質感や奥行きをより詳しく確認いただけます。
3D画像(MPO)
あわせて掲載しているMPOファイルについても、閲覧可能な環境をお持ちの方であれば体験してみてください。
(閲覧環境例:VRゴーグル + SKYBOX VR Video Player)
サイドバイサイド(3D)の画像です。閲覧環境をお持ちの方は、ぜひお試しください。
【サイドバイサイド画像】
MPO(3D)ファイルです。閲覧環境をお持ちの方は、ぜひお試しください。
【MPO画像(zip)】
ライニング・インソール(内側)

ライニング(裏革)や中敷きにも贅沢に本革が使われているため、足との摩擦が少なく、非常に快適な履き心地です。
長年愛用していることもあり、内側のヌメ革が深みのあるカラメル色へと変化しています。新品の状態から見事な様変わりを遂げており、脱いだときにも愛着を感じるポイントです。
ソール・ヒール


ソールはレザーソール(革底)仕様です。私は基本的にはハーフラバーを貼って履く派のため、ソールの接地面は何度か張り替えてメンテナンスしています。
堅牢なグッドイヤー・ウェルテッド製法ですが、ソールの反り(返り)は良い方だと感じます。それもあり、ベースとなるレザーソール自体は一度も張り替えることなく持っています。
ヒールは、購入時はレザーの積み上げにラバーが組み合わさった「コンビヒール」でした。こちらのトップリフトに関しては、メンテナンスの張り替え時に、フルラバーのものに交換して履いています。
サイズ感・フィッティング
- 普段のスニーカーサイズ:27.5cm
- 今回購入したサイズ:8(26cm)
- width(足囲):2E
【フィッティングの特徴】
私の足には、驚くことに奇跡的な「シンデレラフィット」をしてくれました。どれくらい完璧かというと、靴紐を結んでいないスリッポン状態のまま走っても、靴が足に追従して全く脱げないほどです。
私の足型は全体的にナロー(細め)で甲が低めなタイプです。そのため、この木型は非常によく合いましたが、逆に甲高・幅広傾向がある方は、別のモデル(3Eワイズなど)を検討された方が良いかもしれません。
まとめ
このユニオンインペリアル U2001は、私自身が「初めて痛みを覚えずに、気持ちよく履くことができた」感動の1足であり、この靴との出会いがあったからこそ革靴好きになれた、最高の思い出の靴です。
靴のフィッティングは人それぞれ異なるため、「誰にとってもこの靴を買えば絶対に大丈夫」とは一概に言えません。しかし、日本のメーカーとして価格以上の素晴らしい品質の製品を作り続けているユニオンインペリアルの実力を、このブログをきっかけに少しでも多くの方に知っていただければ幸いです。
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